記事を探す
運営・お問い合わせ
MAN WITH A MISSION という、頭はオオカミで体は人間という、どう考えても普通じゃない5人組(いや、5匹組?)が、またやってくれた。10月2日のロンドンを皮切りにスタートしたヨーロッパツアーが、10月24日にオーストリアのウィーンで幕を閉じたのである。
今回のツアー「MAN WITH A MISSION’HOWLING ACROSS THE WORLD’UK/EU TOUR 2025」は、イギリス、ドイツ、オランダ、フランス、チェコ、オーストリアと、ヨーロッパ6か国を巡る13公演という規模だ。しかもコロナ禍以降、3年連続で海外ツアーを敢行しているというから、この狼たちの行動力には頭が下がる。そしてこの11月には、早くもアジア6都市を巡るツアーが控えているというのだから、もはや世界を股にかける狼である。
ウィーン公演は、バンド結成15周年を迎えたMAN WITH A MISSIONにとって、キャリア初のオーストリア上陸だった。会場はSimm City。世界中を駆け抜けてきた狼たちを直接この目で見ようと待ち構えていた現地のファンたちで、場内は序盤から熱気に包まれていたという。
今年3月にリリースされた最新作「XV e.p.」から「Vertigo」のイントロが鳴り響くと、割れんばかりの大歓声が起こった。Jean-Ken Johnnyの「Jump up!」を合図に、場内が大きく揺れる。この時点で、すでに会場の温度は最高潮に達していたのだろう。

続く「Dark Crow」では絶えずクラップが巻き起こり、終始大合唱。ライブ会場で客と一体になる瞬間というのは、何度見ても胸が熱くなるものである。15周年を記念した新曲「REACHING FOR THE SKY」や、海外ツアーで披露されていた新曲「Against the Kings and Gods」も披露された。
そしてここからが、MAN WITH A MISSIONの真骨頂だ。バンドの海外での認知を高めることにつながったTVアニメ「七つの大罪」の主題歌「Seven Deadly Sins」、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の主題歌「Raise your flag」と、アニメファンならずとも知っている楽曲を惜しみなく披露していく。アニメ主題歌というのは、日本のバンドが海外で活動する上で、実に強力な武器になるのである。
パフォーマンスの鉄板楽曲である「Get Off of My Way」、「FLY AGAIN」と畳みかけた後、アンコールでは面白い展開が待っていた。今回のツアーでサポートを務めたオーストラリアのロックバンドHands Like Housesと、同じくオーストラリアのバンドAC/DCのカヴァー楽曲「Thunderstruck」を、2組全メンバーでコラボレーションしたのである。


ツアーを通して深く親交を深めたことが感じられるステージだったというから、音楽を通じた国際交流というのは、やはり素晴らしいものだ。Hands Like Housesとは各地で熱いパフォーマンスを繰り広げてきたというから、この「Thunderstruck」には、ツアーを共にした仲間としての思いが込められていたに違いない。
そして13公演の幕を飾ったのは、『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』のOP主題歌として知られる「絆ノ奇跡」である。この曲は2023年にシンガーソングライターmiletとのコラボレーション楽曲としてリリースされ、スマッシュヒットを記録した。今なお世界中で愛される楽曲は、ライブ会場でもひときわ盛り上がりをみせていたという。
ちなみに、この日のセットリストは全16曲。「Vertigo」から始まり、「Dark Crow」「database」「REACHING FOR THE SKY」「My Hero」「Change the World」「Hey Now」と続き、「Seven Deadly Sins」「Dead End in Tokyo」「Raise your flag」「Get Off of My Way」「FLY AGAIN」「Against the Kings and Gods」「Merry-Go-Round」、そしてアンコールで「Thunderstruck with Hands Like Houses」と「絆ノ奇跡」。新旧の楽曲をバランスよく散りばめた、まさにキャリア15周年にふさわしいセットリストである。
MAN WITH A MISSIONというバンドは、2010年に突如音楽シーンに登場した。頭はオオカミ、身体は人間という究極の生命体という設定で、当初は「なんだこれは」と思った人も多かっただろう。しかし破格のライブパフォーマンスで快進撃を続け、多くのテレビCM、アニメ、ドラマ、映画の主題歌を担当。幅広いファン層に支持を広げていった。
日本国内のみならず全米デビューも果たし、世界からも注目を浴びるようになった。その躍進は常に進化し続け、音楽シーンを牽引している。2021年11月と2022年5月にはキャリア初の連作アルバム「Break and Cross the Walls Ⅰ」「Break and Cross the Walls Ⅱ」をリリース。2024年には「North America / UK & Europe Tour 2024 “Kizuna no Kiseki” Powered by Cruncyhroll」を実施するなど、国内外問わず精力的にライブ活動を続けてきた。
そして今、2025年にバンド結成15周年を迎えたMAN WITH A MISSIONは、次なる舞台へと向かう。11月16日の上海を皮切りに「MAN WITH A MISSION’HOWLING ACROSS THE WORLD 2025’ASIA TOUR」がスタートするのである。
アジアツアーは、11月16日の上海(Modern Sky LAB)、11月18日のソウル(Yes24 Hall)、12月7日の台北(Legacy Tera)、12月9日のシンガポール(Capitol Theatre)、12月12日のクアラルンプール(Zepp Kuala Lumpur)、12月14日のバンコク(MCC HALL, The Mall Lifestore Bangkae)と、6都市を巡る。
ヨーロッパツアーを完走したばかりで、すぐにアジアツアーに突入する。そのバイタリティには本当に驚かされる。世界中のファンが待っている限り、この狼たちは走り続けるのだろう。15年という節目を迎え、さらなる高みを目指すMAN WITH A MISSION。彼らの吠え声は、これからも世界中に響き渡るに違いない。
ツアー特設サイト
https://www.mwamjapan.info/pages/hatw
商品概要
タイトル:Wolf Complete Works X ~MAN WITH A “15th” MISSION PLAY WHAT U WANT TOUR 2025~
発売日:2025年7月29日(火)
https://mwam.lnk.to/Wolf_Complete_Works_X
・Blu-ray
SRXL-566(LIVE+MV)\7,727(税抜)\8,500(税込)
SRXL-567(LIVEのみ)¥5,909(税抜)¥6,500(税込)
・DVD
SRBL-2350~2351(LIVE+MV)\7,273(税込)\8,000(税込)
SRBL-2352(LIVEのみ) \5,456(税抜)\6,002(税込)

<プロフィール>
MAN WITH A MISSION
頭はオオカミ、身体は人間という究極の生命体5匹からなるロックバンド。2010年に突如音楽シーンに登場し以降、破格のライブパフォーマンスで快進撃を続け、多くのテレビCMやアニメ、ドラマ、映画の主題歌を担当。幅広いファン層に支持を広げ、日本国内のみならず全米デビューも果たすなど、世界からも注目を浴びている。その躍進は常に進化し続け、音楽シーンを牽引中。2021年11月と2022年5月にわたりキャリア初の連作アルバム「Break and Cross the Walls Ⅰ」、「Break and Cross the Walls Ⅱ」をリリース。2023年にはシンガーソングライターmiletとのコラボレーション楽曲「絆ノ奇跡 / コイコガレ」で『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』主題歌を担当し、スマッシュヒット。2024年には「North America / UK & Europe Tour 2024 “Kizuna no Kiseki” Powered by Cruncyhroll」を実施。国内外問わず精力的にライブ活動を続けており、2025年にバンド結成15周年を迎えた。
男の感性に火をつける、ライフスタイルWEBマガジン「GENTS-ジェンツ-」運営。
40代を中心とした大人世代に向けて、茨城県南エリアの情報を本当に良いと感じたものだけを厳選して紹介しています。