MENU

記事を探す

運営・お問い合わせ

ザ・インペリアルカントリークラブ

ざ・いんぺりあるかんとりーくらぶ

ザ・インペリアルカントリークラブ(The Imperial Country Club)は、茨城県稲敷市に位置するゴルフ場です。パシフィックゴルフマネージメント(PGM)が運営する27ホールの林間コースであり、アメリカの伝統的なオールドコースを彷彿とさせる戦略的な設計が特徴です。圏央道「稲敷IC」からのアクセスも良好で、充実した練習施設「インペリアルゴルフガーデン」やナイトゴルフ設備も備えています。

概要

ザ・インペリアルカントリークラブは、1996年(平成8年)11月24日に開場しました。現在はPGMホールディングス株式会社のグループ傘下で運営されています。

本ゴルフ場の最大の魅力は、そのコース設計にあります。設計は米国のゴルフコース設計家マーク・F・ラザート(Mark F. Rathert)氏が手掛けており、霞ヶ浦周辺の広大な土地を活かした、高低差わずか2メートルという非常にフラットな地形が特徴です。

しかし、フラットながらも戦略性は極めて高く、コース内には「スプーンで大地をえぐり取ったような」と形容される独特な形状のバンカーが100ヶ所以上も配置されています。フェアウェイは全体的にワイド(広い)に設計されており、ティーショットは思い切り打てますが、これらのバンカーや巧みに配置された池がゴルファーに正確なショットと戦略的なコースマネジメントを要求します。

コース詳細

ザ・インペリアルカントリークラブのコースは、「西コース」「中コース」「東コース」の3つのコース、全27ホール(パー108)で構成されています。

設計思想と特徴

設計者マーク・F・ラザート氏は、アメリカンスタイルの設計思想に基づき、各ティーイングエリアからグリーンやハザード(障害物)が明確に視認できるようにデザインしました。これにより、プレイヤーは自身のスキルレベルに応じて、安全なルートやリスクを取るルートなど、攻略法を立てやすくなっています。

  • コース構成: 全27ホール (西・中・東 各9ホール)
  • コースタイプ: 林間コース
  • グリーン: ベント芝のワングリーン
  • 地形: 高低差2mのフラットな地形
  • ヤード数 (レギュラーティー目安):
    • 西コース: 3,492ヤード
    • 中コース: 3,625ヤード
    • 東コース: 3,502ヤード

戦略性を高めるハザード

本コースの難易度と戦略性を高めているのが、100ヶ所以上点在するバンカー群です。これらは米国のクラシックなコースに見られるような深く、アゴ(縁)が高い形状をしており、フェアウェイやグリーン周りでプレイヤーの挑戦を待ち受けます。また、8つのホールで池が絡み、景観の美しさと共に戦略的な判断を迫ります。

施設・サービス

ザ・インペリアルカントリークラブは、プレーヤーをサポートする施設やサービスも充実しています。

クラブハウス

落ち着いた色調で統一されたシックな雰囲気のクラブハウスには、レストランやコンペルーム(最大140名収容可能な8部屋)が完備されています。レストランでは朝食や昼食を提供しており、ゴルフプレーの合間に休憩や食事を楽しむことができます。

インペリアルゴルフガーデン

本ゴルフ場には「インペリアルゴルフガーデン」と名付けられた大規模なゴルフ練習場が併設されています。これはゴルフ場の利用者だけでなく、練習場のみの利用(外来)も可能な施設です。

  • ドライビングレンジ: 20打席、距離180ヤード
  • アプローチ練習場: 天然芝からのアプローチ練習が可能
  • バンカー練習場: コース同様のバンカーでの練習が可能
  • パッティンググリーン: 複数のパッティンググリーンを完備

ナイトゴルフ

ザ・インペリアルカントリークラブは、茨城県内でも数少ないナイトゴルフ(ナイター営業)に対応したゴルフ場の一つです。LED照明設備により、日没後も快適にゴルフプレーを楽しむことができ、特に夏場の涼しい時間帯のプレーや、仕事終わりの利用などに人気があります。

歴史・沿革

  • 1996年(平成8年)11月24日: STTグループにより開場。
  • 2002年(平成14年)10月: 運営会社が民事再生法を申請。
  • 2003年(平成15年)10月: 米国の投資会社ローンスターグループがスポンサーとなる再生計画案が認可。
  • 2004年(平成16年)12月: 地産グループに吸収合併される。
  • その後: 地産グループのゴルフ場事業がPGM(パシフィックゴルフマネージメント)に承継され、現在はPGMグループのゴルフ場として運営されている。

アクセス

首都圏からのアクセスに優れている点も、ザ・インペリアルカントリークラブの特徴です。

自動車でのアクセス

  • 首都圏中央連絡自動車道(圏央道):稲敷IC」より約6km (約9分)
  • 常磐自動車道「つくばJCT」や東関東自動車道「大栄JCT」を経由して圏央道を利用することで、東京、千葉、埼玉方面からのアクセスが容易です。

公共交通機関

  • JR常磐線:
    • 土浦駅」西口よりタクシーで約30~45分 (約7,000円)
    • 荒川沖駅」東口よりタクシーで約30~40分 (約6,000円)
  • クラブバス: クラブバスの運行はありません(2025年10月現在)。

まとめ

ザ・インペリアルカントリークラブは、茨城県稲敷市に位置するPGM運営のゴルフ場であり、その魅力は多岐にわたります。

  • マーク・F・ラザート設計による、アメリカンスタイルの27ホール。
  • 高低差2mのフラットな地形に、100ヶ所以上の戦略的なバンカーが配置されている。
  • 圏央道「稲敷IC」から約9分という、首都圏からのアクセスの良さ。
  • 「インペリアルゴルフガーデン」という充実した練習施設を併設。
  • LED照明によるナイトゴルフ(ナイター営業)も実施している。

フラットで広大なフェアウェイでのびのびとプレーを楽しみたい方から、バンカーや池を攻略する戦略的なゴルフを好む上級者まで、幅広い層のゴルファーに適したコースです。

外部リンク

この記事の著者

男の感性に火をつける、ライフスタイルWEBマガジン「GENTS-ジェンツ-」運営。
40代を中心とした大人世代に向けて、茨城県南エリアの情報を本当に良いと感じたものだけを厳選して紹介しています。

コメントをお願いしいます!

コメントする

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約が適用されます。
※コメントは編集部の承認を経て掲載されます。
※コメントの投稿前には 利用規約 の確認をお願いします。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)