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茨城県には、ただ数が多いだけでなく、日本のゴルフ史に名を刻む名門コースや、戦略性に富んだチャンピオンシップコースが数多く集まっています。
この記事では、2025年3月時点のGoogleユーザー評価をベースに、本当におすすめしたいゴルフ場を厳選しました。評価の数字だけでなく、コース設計の考え方・歴史的な背景・プロトーナメントの開催実績、そして実際のプレー体験の質まで詳しくご紹介していきます。
ツアー通算48勝を誇るレジェンド、中嶋常幸プロが「日本一の素晴らしいコースにしたい」という情熱を注ぎ込み設計監修した静ヒルズカントリークラブ。その思想は、トッププロからアベレージゴルファーまで、あらゆるレベルのプレーヤーがゴルフの奥深さを堪能できる舞台を創り出すことにあります。
チャンピオンシップコースとしての品格と充実した練習施設、さらには滞在型のゴルフリゾートとしての機能も兼ね備え、ゴルフというスポーツに総合的に向き合える環境がここにはあります。
基本情報
Google評価 | 4.3(542件のクチコミ) |
住所 | 〒319-2132 茨城県常陸大宮市小場5766 |
電話番号 | 029-296-2111 |
アクセス | 常磐自動車道/那珂ICより11km |
公式サイト | https://hillsgolf.jp/shizu |
静ヒルズカントリークラブの最大の魅力は、日本のコースでは稀有な開放感にあります。最大高低差わずか7mという広大でフラットな地形を活かし、中嶋プロが世界を転戦して得た経験とイメージが集約されたレイアウトは、プレーヤーにプレッシャーよりもプレーの楽しさを感じさせます。
しかし、その開放的な景観とは裏腹に、バンカーや池が巧みに配置されており、高い戦略性を要求します。
このコースの設計思想を象徴するのが、6つも用意されたティーイングエリアです。最長のブラックティーからは7,212ヤード(コースレート74.8)とプロレベルの挑戦が可能でありながら、フロントティーからは誰もが楽しめる設定となっており、設計者の「すべてのゴルファーにドラマを」という想いが具現化されています。
18ホール、パー72、最長7,212ヤードという数字は、このコースが本格的なチャンピオンシップコースであることを示しています。特定のシグネチャーホールが前面に押し出されているわけではありませんが、口コミではグリーン内にバンカーが配置されたホールや、フェアウェイ中央に40ヤードもの長さのバンカーが横たわるホールなど、独創的なハザードの存在が語られており、プレーヤーの創造性と技術を試します。
コース側が推奨するニアピン推奨ホール(4番、8番、12番、15番)やドラコン推奨ホール(3番、9番、10番、13番)は、ラウンドにおける明確な目標となり、プレーの楽しみを一層深めてくれるでしょう。
このクラブが単なるゴルフコースではないことは、その充実した施設が物語っています。コースに併設されたホテルは、ゴルフに没頭する週末の滞在を可能にします。そして、特筆すべきは比類なき練習環境です。280ヤード・21打席のドライビングレンジ、アプローチ練習場、バンカー練習場に加え、本格的なパー3コースまで完備。これは、スコア向上に真剣に取り組むゴルファーにとって、まさに楽園と言えるでしょう。
プレーヤーからの評価も極めて高く、「いつ行っても安心できるコース」と、コースメンテナンス、スタッフの対応、食事の質まで、総合的な満足度の高さが伺えます。
静ヒルズカントリークラブの名声を確固たるものにしたのが、2021年に開催されたメジャートーナメント「日本女子プロゴルフ選手権」です。この大舞台で、同年の東京オリンピック銀メダリストである稲見萌寧プロが大会新記録でメジャー初優勝を飾ったという事実は、このコースがトップレベルの競技にふさわしいクオリティと難易度を備えていることの証明に他なりません。
また、過去には男子のチャレンジトーナメント「静ヒルズトミーカップ」を長年にわたり開催しており、若手育成の場としての役割も担ってきました。
このコースが提供するのは、18ホールのプレーだけではありません。中嶋プロの設計思想、プロが認めるコースクオリティ、そしてゲームのあらゆる側面を磨き上げることができる練習施設と宿泊機能。これらが一体となることで、静ヒルズは単なる「ゴルフ場」を超えた「総合ゴルフ開発エコシステム」としての独自の地位を築いています。
週末を利用してじっくりと自分のゴルフと向き合いたい、あるいは次世代のゴルファーを指導する立場にある経験豊富なプレーヤーにとって、これほど魅力的な環境は他にないでしょう。
「世界基準」というただ一つのコンセプトを掲げ、日本のゴルフ界に衝撃を与えたコース、それがザ・ロイヤルゴルフクラブです。圧倒的なスケールと妥協のない難易度は、世界で戦うゴルファーを育成するという明確な目的のために設計されました。
ここは、単にプレーを楽しむ場所ではなく、自らの限界に挑戦し、「世界」を体感するための舞台。日本屈指の”モンスターコース”との呼び名にふさわしい、究極の挑戦がゴルファーを待ち受けています。
基本情報
Google評価 | 4.3(287件のクチコミ) |
住所 | 〒311-2117 茨城県鉾田市大蔵200 |
電話番号 | 0291-39-7511 |
アクセス | 常磐自動車道/土浦北ICより60分 東関東自動車道/潮来ICより30分 |
公式サイト | https://the-royal-golf-club.com/ |
設計者・長渡譽一氏によるこのコースの哲学は、「世界に通用するコースを創る」という一点に集約されます。その思想は、バンカーの深さ、グリーンの形状、フェアウェイのうねりといったコースのあらゆる要素に反映され、世界屈指のダイナミックさと戦略性を生み出しています。
しかし、その挑戦的なレイアウトは、美しい自然林と調和しており、プレーヤーは圧倒的な難易度の中に息をのむほどの造形美を見出すことでしょう。木の風合いを活かした極上のクラブハウスも、この特別な体験を演出する重要な要素です。
このコースを語る上で、数字は雄弁です。最長ティーからの総距離は8,143ヤード、コースレートは驚異の78.4。この数値だけで、尋常ではない挑戦が待ち受けていることがわかります。その象徴が、日本最長クラスを誇る705ヤード・パー5の16番ホールです。この1ホールだけでも、このコースの設計思想を体感できるでしょう。
しかし、このコースは単に長いだけではありません。各ホールに5つ以上設けられたティーイングエリアにより、プレーヤーは自らのレベルに応じた挑戦を選択できます。設計意図は、明確な落としどころを提示しつつ、そこに正確にボールを運ぶ技術を要求すること。プロにとってはまさしく「モンスター」、しかしアベレージゴルファーにとっては、これまで見たことのないコースの造形美に衝撃を受ける、忘れられない経験となるはずです。
世界基準を目指すのはコースだけではありません。練習施設もまたワールドクラスです。350ヤードを誇る天然芝のドライビングレンジは、最高のコンディションでショットの最終調整を行うことを可能にします。クラブハウスには「ザ・ロイヤルダイニング」やバー、さらにはゲストルームや温泉施設も完備されており、プレー後の時間も至福のひとときへと昇華させます。
ザ・ロイヤルゴルフクラブは、世界最古のメジャートーナメント「全英オープン」の予選会を兼ねた「ミズノオープン」の開催コースとなったことで、その名を世界に轟かせました。これは、このコースが設計理念通り、世界への登竜門として機能していることの証です。2016年に旧ザ・ロイヤルオーシャンからリニューアルオープンして以来、日本のゴルフシーンにおいて独自の存在感を放ち続けています。
ザ・ロイヤルゴルフクラブでのプレーは、単なるスコアメイク以上の意味を持ちます。それは、日本のゴルフ界が世界を見据える壮大なプロジェクトに参加するような体験です。8,000ヤードを超える距離、全英オープンへと続く道、そしてR&Aとのジュニア育成プログラム。これらすべてが、このコースが単なるゴルフ場ではなく、日本のゴルフの未来を形作る思想そのものであることを示しています。
ここでラウンドすることは、世界基準という名の挑戦状を受け取り、自らのゴルフを新たな視点で見つめ直す絶好の機会となるでしょう。
日本のゴルフ史における生ける伝説、大利根カントリークラブ。ゴルフを愛する者であれば、その名を知らぬ者はいません。設計界の巨匠、井上誠一が「二度と手に入らない土地」と称賛し、情熱を注いだ36ホールの林間コースは、開場から60年以上にわたり、数々の伝説的なプレーヤーを試し、日本のゴルフトーナメント史に輝かしい1ページを刻み続けてきました。かのジャック・ニクラウスも絶賛したと言われるこのコースは、まさにゴルファーの憧れの地です。
基本情報
Google評価 | 4.4(492件のクチコミ) |
住所 | 〒306-0633 茨城県坂東市下出島10 |
電話番号 | 0297-35-1344 |
アクセス | 常磐自動車道/谷和原ICより12km |
公式サイト | http://www.ohtone.co.jp/ |
大利根のコース設計は、井上誠一の哲学そのものです。最大高低差わずか3mというフラットな地形に、一見すると優美な印象を受けます。しかし、それは巧妙な罠です。本当の難しさは、深く美しい松林と、グリーンをガードする池やバンカーの絶妙な配置に隠されています。
パワーよりも正確無比なショットと、緻密なコースマネジメントが要求される、まさに「知のゴルフ」を試されるレイアウトです。東コースは深い林が厳しくプレッシャーをかけ、西コースはインコースを中心に池が絡むホールが多く、それぞれが異なる戦略性をプレーヤーに問いかけます。両コースともにコースレートは73を超え(東73.4、西73.5)、その難易度の高さは折り紙付きです。
プレーヤーのレビューは、このコースの本質を的確に捉えています。「フェアウェイを外せばペナルティ」―深いラフや密集した松林は、ティショットの僅かなミスも許してはくれません。ここは、常にフェアウェイをキープすることを第一に考え、次の一打をどこに置くべきかを冷静に判断する能力がスコアを左右する、クラシックな設計思想が貫かれたコースです。
口コミでは「コース整備は完璧」「見た目は易しいがプレーすると難しい」といった声が多く、プレーヤーがその戦略性の虜になっている様子がうかがえます。
クラブハウスは、その歴史にふさわしい伝統と風格を漂わせています。練習場は250ヤード、19打席を備えています。
しかし、この名門の評価には注意すべき点も存在します。Googleでの高い評価とは対照的に、一部の予約サイトではスタッフやキャディの対応に対する厳しい意見も見受けられます。歴史と伝統が誇りである一方、現代のゴルファーが期待するサービスレベルとの間にギャップが生じている可能性も示唆しており、プレーヤーは歴史的価値とサービスの両面を考慮する必要があるかもしれません。
大利根カントリークラブの最大の資産は、その輝かしいトーナメントの歴史です。日本のゴルフ界における最高峰の舞台として、数々のドラマを生み出してきました。
樋口久子、ジャンボ尾崎、宮里美香といったゴルフ史に名を残すチャンピオンたちがこの地で栄冠を手にしており、その歴史の重みは他の追随を許しません。
大利根カントリークラブは、日本のゴルフが持つ伝統と格式を今に伝える貴重な存在です。井上誠一が創り上げた戦略的なレイアウトをプレーすることは、ゴルフの歴史そのものに触れる体験と言えるでしょう。一方で、サービスに対する評価にはばらつきがあることも事実です。プレーヤーにとっては、その歴史的価値を体験する喜びと、現代的なホスピタリティへの期待との間で、どのような価値を見出すかが問われるコースと言えるかもしれません。
国内外のゴルフファンから高い評価を受ける名門「太平洋クラブ」グループの一翼を担う、美野里コース。LPGA(全米女子プロゴルフ協会)公式戦「TOTOジャパンクラシック」の舞台として、その名を世界に知らしめた国際的なチャンピオンコースです。日本の伝統的な林間の趣と、近代的な戦略性が見事に融合したこのコースは、プレーヤーに挑戦する喜びと、絵画のような美しい景観を同時に提供してくれます。
基本情報
Google評価 | 4.4(700件のクチコミ) |
住所 | 〒319-0104 茨城県小美玉市三箇952 |
電話番号 | 0299-49-1177 |
アクセス | 常磐自動車道/石岡小美玉スマートICより6km |
公式サイト | https://www.taiheiyoclub.co.jp/course/minori/ |
1993年に倉上俊治氏の設計により開場したこのコースは、「一幅の絵のように美しい」と形容されるほどの景観美を誇ります。クラシカルな林間のレイアウトの中に、池やクロスバンカーが戦略的に、そして美しく配置されており、プレーヤーの挑戦意欲を掻き立てます。クラブハウスもまた、モダンで洗練された空間が広がり、有名画家の絵画が飾られるなど、「日本の美や雅」を感じさせる優雅な雰囲気が漂います。
18ホール、パー72、6,946ヤード、コースレート72.5というスペックは、本格的なトーナメントコースの証です。見た目の美しさとは裏腹に、コース攻略には冷静な判断が求められます。特に、池が絡むドッグレッグが印象的なOUTコースと、深い森の中で距離のある雄大なレイアウトが続くINコースでは、それぞれ異なる戦略が必要となります。
プレーヤーからの評価は非常に高く、特にコースメンテナンスの素晴らしさと高速グリーンは絶賛されており、常に最高のコンディションでプレーできることが約束されています。
「太平洋クラブ」ブランドの名に恥じない、最高水準のホスピタリティがこのコースの魅力の一つです。スタッフの接客、食事の質、クラブハウスの清潔感など、あらゆる面で高い評価を得ています。270ヤード・15打席の広々としたドライビングレンジやアプローチ、バンカー練習場も完備されており、スタート前の調整も万全です。
プレミアムな体験でありながら、平日であれば16,500円程度のプランも用意されており、その価値を考えれば非常に魅力的です。
このコースの名声を不動のものとしているのが、日米両女子プロゴルフ協会共催のビッグトーナメント「TOTOジャパンクラシック」の開催です。世界のトッププレーヤーたちが集うこの大会の舞台となったことで、美野里コースは国際的な評価を獲得しました。稲見萌寧プロや申ジエプロといったスター選手がここで優勝を飾っており、テレビで見たあの舞台でプレーできるという高揚感は、多くのゴルファーにとって特別なものです。
太平洋クラブ 美野里コースが提供するのは、「手の届くプレステージ」です。世界的なトーナメントを開催する格式を持ちながらも、一部の超名門クラブのような排他性はなく、予約サイトを通じて多くのゴルファーに門戸が開かれています。コースレート72.5という数字が示す通り、挑戦的でありながら理不尽ではない絶妙な難易度設定も魅力です。
プロが戦う舞台の緊張感を味わいたい、しかし過度に打ちのめされることなく美しいコースで一日を楽しみたい、そんな経験豊富なゴルファーの願いを完璧に満たしてくれる、理想的なチャンピオンコースと言えるでしょう。
日本のゴルフ史に深くその名を刻む、36ホールを有する名門「茨城ゴルフ倶楽部」。ここは、数々のナショナルチャンピオンシップの舞台となり、幾多のドラマを生み出してきた真の”ゴルファーズクラブ”です。設計家・上田治の手による東と西の2つのコースは、それぞれが全く異なる個性を持ち、プレーヤーの技術と戦略のすべてを試します。
力と飛距離が求められる雄大な東コース、そして知性と正確性が問われる戦略的な西コース。この二つの顔を持つことが、茨城ゴルフ倶楽部の最大の魅力です。
基本情報
Google評価 | 4.4(842件のクチコミ) |
住所 | 〒300-2352 茨城県つくばみらい市小島新田102 |
電話番号 | 0297-58-1216 |
アクセス | 常磐自動車道/谷和原ICより8km |
公式サイト | https://ibarakigc.jp/ |
茨城ゴルフ倶楽部の神髄は、対照的な魅力を持つ2つのコースにあります。
東コース:「とにかく長い」と評されるこのコースは、パワーヒッターの挑戦意欲を掻き立てます。広々としたフェアウェイが続く一方で、距離のあるミドルホールでは2オンが極めて難しく、パーセーブのためには卓越したロングアイアンの技術が求められます。
西コース:箱庭のような美しさを持つフラットなレイアウトとは裏腹に、コース中央を横切る広大な池が6つのホールに絡み、プレーヤーに絶え間ない緊張を強います。ここは力よりも、池を避ける正確なショットと冷静なコースマネジメントがスコアを左右する、知的な挑戦の舞台です。
両コースともにチャンピオンシップの名にふさわしいスペックを誇ります。
東コース:7,336ヤード、コースレートは最大75.1に達し、その距離と難易度はプロレベルです。
西コース:7,100ヤード、コースレート73.7。アマチュアには開放的に感じられる一方、プロにとっては2オンが難しいロングホールが多く、過去のトーナメントでもスコアが伸び悩む難コースとして知られています。この評価の二面性こそ、コースの奥深さの証明です。
伝統と格式を重んじるクラブらしく、施設も充実しています。260ヤード・20打席のドライビングレンジ、アプローチ・バンカー練習場を備え、プレー前の準備に抜かりはありません。
プレースタイルも特徴的で、東コースは乗用カート、西コースは伝統的な歩きでのラウンドとなり、クラシックなゴルフ体験を望むプレーヤーには特に魅力的です。ジャケット着用を求める厳格なドレスコードは、このクラブが守り続けてきた品格の表れです。
茨城ゴルフ倶楽部の歴史は、日本のトーナメント史そのものです。
近い将来には「日本オープン」の開催も予定されており、その存在感は今なお増し続けています。
茨城ゴルフ倶楽部が提供するのは、一つのクラブで二つの異なるゴルフ哲学を体験できるという、他に類を見ない贅沢です。ある日は東コースで自らの飛距離の限界に挑み、次の日は西コースで知力と精神力を試す。パワーと精度、現代ゴルフに求められる二つの要素を一つの場所で試すことができるこの環境は、向上心あふれる経験豊富なゴルファーにとって、まさに理想的な挑戦の場と言えるでしょう。
男の感性に火をつける、ライフスタイルWEBマガジン「GENTS-ジェンツ-」運営。
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