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PXGが新世代ウッド「Lightning」を発表

PXG Japan合同会社が2025年12月2日、新しいメタルウッドシリーズ「Lightning(ライトニング)」を発表した。ドライバー、フェアウェイウッド、ハイブリッドの3種類で、航空宇宙分野の振動モード解析やカーボンファイバー構造最適化といった技術を投入している。ゴルフクラブというより、工学製品に近い。

ドライバーの注目点は「チューンドフェース」だ。ボールが圧縮されるタイミングに合わせてフェースの振動数を最適化し、エネルギー伝達効率を最大化する。結果、フェースの広い範囲でボール初速が向上し、ミスヒット時でも飛距離性能が落ちにくい。

スパインドソールデザインと従来比最大84%拡大したカーボンファイバー構造により、余剰重量をヘッド周辺に配置。慣性モーメント(MOI)が高まり、ヘッドがブレにくくなる。展開モデルはLightning Tour、Lightning Tour Mid、Lightning Max-10K+、Lightning Max Liteの4種類。中でもMax-10K+はUSGA規定上限に迫る安定性を実現している。全モデルに精密ウェイト調整システムを搭載し、打ち出し角やスピン量、ドロー・フェード傾向を調整可能だ。

PXG Lightning ドライバー仕様

フェースには「レーザーエッチングフェース」を採用。レーザーで微細なパターンを刻み、フェース摩擦を高めることで、ウェット・ドライ問わずスピン量が安定する。PGA TOURプロのクリスチャン・ベザイデンハウトは「これまでで最も一貫性の高いドライバー」と評価している。価格は税込105,600円。

フェアウェイウッドとハイブリッドも登場

PXG Lightning フェアウェイウッド仕様

フェアウェイウッドは、ドライバーの設計思想を継承しつつ、多様性を重視した。薄肉化された高速フェース構造で全ロフトのスピードを向上させ、強化カーボンファイバー構造が重心を低く外周部に配分。高弾道と高い寛容性を両立させた。スタンダードとツアーの両モデルに精密ウェイト調整システムを搭載している。価格は税込60,500円。

PXG Lightning フェアウェイウッド仕様

ハイブリッドは、コンパクト形状にシリーズのスピード性能と安定性を凝縮した。さらに薄いフェース設計が全面で優れたボールスピードを生み出し、軽量カーボンファイバークラウンとスクエア形状の高MOIヘッドが寛容性を強化。ソールウェイトでプレーヤーごとの調整も可能だ。LPGAツアープロのセリーヌ・ブティエは「プレッシャーのかかる場面でも自信を持って振れる」と話している。価格は税込52,800円。

フィッティングを前提とした設計

Lightningシリーズの特徴は、フィッティングを製品設計の中心に据えている点だ。質量調整システム、番手ごとの最適化された内部構造、PXG独自の可変式ホーゼルが連動し、打ち出し角や弾道傾向をプレーヤーごとに調整できる。買ってそのまま使うのではなく、自分に合わせて仕立ててもらう感覚に近い。

PXG AOYAMA(直営店)   
■ 住所:107-0062 東京都港区南青山6-3-16 1F
■ 営業時間:11:00~20:00
■ 電話番号:03-6712-6888                
■ 店舗情報:https://www.pxg.com/ja-jp/locations/aoyama.html 

PXG最高執行責任者のブラッド・シュワイガートは「あらゆるモデルで計測可能な成果を発揮している」と述べ、創業者兼CEOのボブ・パーソンズは「どんなスイングでも、とにかく結果が出るクラブ」と自信を見せている。

PXGは起業家ボブ・パーソンズが「すべての新製品は飛躍的に優れたものであるべき」という信念で設立した会社だ。Lightningシリーズは、その信念を体現したモデルと言える。南青山の直営店PXG AOYAMA(港区南青山6-3-16、営業時間11時〜20時、電話03-6712-6888)で試打可能だ。ゴルフクラブに物理学が宿った姿を、自分の手で確かめてみるのも悪くない。

この記事の著者

男の感性に火をつける、ライフスタイルWEBマガジン「GENTS-ジェンツ-」運営。
40代を中心とした大人世代に向けて、茨城県南エリアの情報を本当に良いと感じたものだけを厳選して紹介しています。