記事を探す
運営・お問い合わせ

時計とバッグ。一見すると何の関係もなさそうな二つのアイテムが、実に魅力的なコラボレーションを果たしている。ドイツの時計ブランド「ZEPPELIN(ツェッペリン)」と、日本のバッグブランド「PELLE MORBIDA(ペッレ モルビダ)」が手を組んだ特別なトラベルウォッチセットが、2025年11月21日に発売されるのだ。予約開始は10月24日。100本限定という希少性も相まって、旅好きの心を揺さぶる逸品となりそうである。

ZEPPELINといえば、20世紀初頭に大西洋を横断した巨大な硬式飛行船「ツェッペリン号」にその名の由来を持つブランドだ。人々がまだ空に大きな憧れを抱いていた時代、優雅に世界を巡った飛行船の物語を胸に、ドイツの確かな品質でパイロットウォッチを作り続けてきた。

一方のPELLE MORBIDAは、船旅のエレガンスを現代に甦らせることをコンセプトにしたバッグブランドである。「旅の理想形」を追い求め、優雅なトリップへの憧憬を形にしてきた。

空と海。異なる旅の哲学を体現する二つのブランドが、昨年に引き続き再びタッグを組んだのである。これが今回の第2弾コラボレーションなのだ。
今回のコラボレーションの核となっているのが、フィレンツェで見出された特別なレザーである。PELLE MORBIDAが今季掲げるテーマは「Firenze(フィレンツェ)」。ルネサンス文化の中心地であり、世界屈指のレザー産地として知られるトスカーナの古都だ。
そこで偶然のように発見されたのが、ヴィクトリア社の最高級レザー。PELLE MORBIDAにとっても過去に扱ったことのない素材だという。指先に吸い付くような極上のタッチ感、そしてフィレンツェの赤煉瓦を思わせる温もりあるタンカラーは、長い歴史に紐づいた優雅さを纏っているのだ。
この素材の魅力は、時を重ねるほどに深みを増し、旅の記憶とともに独自の味わいを刻んでいくところにある。まさに旅人のためのレザーと言えるだろう。
ベースとなっているのは、ZEPPELIN 100周年記念シリーズの人気モデル「オープンハート・オートマティック」である。ダイヤルの心臓部をくり抜いたオープンハート仕様で、裏蓋はシースルーバック。これにより、時計の鼓動を表からも裏からも堪能できる仕組みだ。


注目すべきは、フィレンツェの赤煉瓦をイメージした特別カラーを採用し、ZEPPELINとして初のメタリックな仕上げをケースに施している点である。飛行船をモチーフにした丸みを帯びたフォルムと色味、そして美しいタンレザーが融合することで、クラシックとモダンが見事に同居している。

ダイヤルの12時位置や裏蓋、そしてレザーストラップの裏には、両ブランドのダブルネームロゴが刻まれている。唯一無二のコラボレーションであることを、さりげなく主張しているのだ。
ムーブメントには日本製自動巻き「MIYOTA 82S5」を搭載。細部までこだわり抜いた作りとなっているのである。
100本限定のスペシャルなセットには、PELLE MORBIDA製のエンベロープポーチが付属する。一枚革を折りたたんで仕立てられたミニマルなデザインで、贅沢に裏地にもレザーを用いている。名刺やクレジットカードをリッチに収納できる仕様だ。


これさえあれば、旅に必要なのは時計とスマートフォン、そしてこのエンベロープポーチだけ。無駄を削ぎ落とした上質さは、大人の旅をより軽やかでラグジュアリーなものにしてくれるだろう。大切な人への贈り物としても喜ばれる、スペシャルなセットである。
ブラウン系を基調としたタンカラーと赤煉瓦を彷彿とさせるダイヤルは、秋冬ファッションとの相性も抜群だ。カジュアルなシャツジャケットから、風合い豊かなジャケパンスタイル、さらにはウールのコートにも自然に馴染む。大人の装いにさりげない色気を添えてくれるのである。

空と海のロマンを優雅に腕に纏う。それは単なる腕時計ではなく、時と旅を愛する大人のためのパートナーとなるに違いない。

ZEPPELIN × PELLE MORBIDA 100周年記念シリーズ オープンハートオートマティック
仕様
販売店舗 PELLE MORBIDA各店舗(銀座本店、名古屋栄店、大名古屋ビルヂング店、グランフロント大阪店、心斎橋店、横浜ランドマークタワー店)、PELLE MORBIDAオンラインストア、ZEPPELINオフィシャルオンラインショップ、阪急メンズ東京 FORTUNE TIME、オンタイム各店舗、move各店舗ほか
詳細は公式サイトまで。
男の感性に火をつける、ライフスタイルWEBマガジン「GENTS-ジェンツ-」運営。
40代を中心とした大人世代に向けて、茨城県南エリアの情報を本当に良いと感じたものだけを厳選して紹介しています。