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ニューバランス ゴルフが2025年冬のコレクションをローンチ 最小限の表現で最大限の効果を目指す

10月24日(金)、ゴルフウェア市場に新たな動きがあった。株式会社TSIがライセンス展開する「ニューバランス ゴルフ」が、2025年冬のコレクションをローンチしたのである。

ニューバランスといえば、スニーカーブランドとしてのイメージが強いが、実はゴルフカテゴリーへの参入は2017年春夏シーズンからで、2025年で9年目を迎える。ブランドのルーツは1906年、米国マサチューセッツ州・ボストンにまで遡る老舗アスレチックブランドだ。

「MAXIMUM MINIMUM」というコンセプト

今回の2025年秋冬コレクションのテーマは、春夏から引き続き「MAXIMUM MINIMUM(マキシマム・ミニマム)-SHADOW-」である。このテーマは、最小限の表現で最大限の効果を発揮するという、ある種の禅的な思想を感じさせるコンセプトだ。

グローバル・アスレチックブランドとして責任あるリーダーシップを発揮し、持続可能性を原動力とした商品開発に取り組むことで、日本のゴルフマーケットに新たなゴルフスタイルを提案するという。環境への配慮と機能性の両立は、現代のスポーツウェアに求められる重要な要素なのである。

なお、このブランド展開は株式会社ニューバランス ジャパンがシューズを、株式会社TSIがアパレルとアクセサリーを企画するという形で進められている。両社が協力してゴルフカテゴリーを築いてきたわけだ。

初冬コレクション「Winter College」

2025年の初冬コレクションのテーマは「Winter College(ウィンターカレッジ)」である。カレッジロゴをデザインポイントに据え、軽さと保温性を両立させた初冬アイテムが展開される。

カレッジスタイルというのは、アメリカの大学スポーツをイメージさせるクラシックなスタイルで、どこか懐かしさを感じさせる。そうしたトラディショナルな要素を、現代のゴルフウェアに落とし込んでいるのが面白い。

本格冬コレクション「Crassy Trad」

そして本格的な冬のコレクションは「Crassy Trad(クラッシィトラッド)」と名付けられている。とび柄やチェック柄など、スポーティな中にトラッドを感じさせるダウンや機能中綿アイテムが用意されているという。

「Crassy」という造語は、おそらく「Classic」と「Classy」を掛け合わせたものだろう。上品でありながら伝統的な要素を持つ、という意味合いが込められているのだと思われる。とび柄やチェック柄といったパターンは、確かに英国的なトラッドスタイルを想起させる。

ゴルフというスポーツ自体が英国発祥であることを考えれば、こうしたトラディショナルな要素を取り入れるのは理にかなった選択なのかもしれない。

販売店舗とオンラインストア

今回の冬コレクションは、全国の主要都市にある店舗とオンラインストアで展開される。実店舗としては以下の店舗で取り扱いがある。

2025 Winter Collection 販売店舗 & オンラインストア
ニューバランス 心斎橋 TEL:06-4300-3391
ニューバランス ゴルフ 小田急百貨店新宿店 TEL:03-6304-5636
ニューバランス ゴルフ 松坂屋名古屋店 TEL:052-212-8258
ニューバランス ゴルフ 阪神梅田本店 TEL:06-6345-2491
ニューバランス ゴルフ 大丸梅田店 TEL:06-6450-8996
ニューバランス ゴルフ 博多阪急店 TEL:092-419-5368
ニューバランス ゴルフ 岩田屋本店 TEL : 092-401-0895 <the unit>
the HOUSE 銀座 TEL:03-6264-6925
the HOUSE 札幌 TEL:011-210-7778
the HOUSE 広尾 TEL:03-3442-1591
ニューバランス ゴルフ 公式オンラインストア
Early Winter Collection:https://mix.tokyo/collections/251022-nbg-ew

※営業時間や定休日等は各オフィシャルショップのホームページにてご確認ください。
※商品は各店舗により在庫状況が異なります。 また、店舗により一部取扱いのない場合がございます。

オンラインでの購入を希望する場合は、ニューバランス ゴルフ公式オンラインストアが利用できる。初冬コレクションの特設ページも用意されているという。

ニューバランス ゴルフ
▼ニューバランス ゴルフ公式オンラインストア:https://mix.tokyo/pages/newbalancegolf
▼ニューバランス ゴルフ公式Instagram:@newbalancegolf_japan

ニューバランスというブランド

ニューバランスは、マサチューセッツ州・ボストンに本社を置き、1906年の創業以来、スポーツとクラフトマンシップを通じて人々に力を与え、世界中のコミュニティにポジティブな変化をもたらすことを目的としているという。

2023年の世界売上は65億ドルと報告されており、世界中で9,000人の従業員を雇用している。興味深いのは、アメリカのニューイングランドに5つ、イギリスのフリンビーに1つのアスレチックフットウェア工場を所有しているという点だ。グローバルブランドでありながら、自社工場での生産を続けている。

特にMADE in U.S.A.フットウェアは、国産比率が70%以上含まれており、米国売上の一部を占めているという。大量生産・海外生産が主流の時代において、こうした姿勢は貴重なのである。

ゴルフウェアの世界も、機能性だけでなくサステナビリティやデザインの洗練度が問われる時代になってきた。「最小限の表現で最大限の効果」というコンセプトは、こうした時代の要請に応えるものなのだろう。

この記事の著者

男の感性に火をつける、ライフスタイルWEBマガジン「GENTS-ジェンツ-」運営。
40代を中心とした大人世代に向けて、茨城県南エリアの情報を本当に良いと感じたものだけを厳選して紹介しています。