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ケンドリック・ラマーが再び沈黙を破った。最新アルバム『GNX』はサプライズ配信から全米1位を獲得し、シングルチャートを独占。言葉とビートがぶつかり合いながら生み出す鋭くも美しいこの一枚。SZAやマスタード、ジャック・アントノフといった精鋭たちと組み、音と言葉を「武器」に変えた。4月11日国内盤としてついに上陸。これは、“聴く”というより、“向き合う”音楽だ。
CREDIT: | 文/TAYAMA.M(GENTS) |
今作『GNX』は、ケンドリックが昨年11月に予告なしで投下した爆弾のような作品。冒頭から怒りと静寂を交互に揺らしながら展開するビートは、聞く者の呼吸を狂わせる。SZAとの「luther」や、スーパーボウルで披露された「squabble up」など、全12曲が濃密に詰まっている。
デジタル配信:https://umj.lnk.to/KendrickLamar_GNX
ケンドリック・ラマー『GNX』国内盤CD(解説・歌詞・対訳付き)
Kendrick Lamar / GNX
2025年4月11日(金)発売
品番:UICS-1412/価格:\3,300 (税込)
マスタード、Sounwave、ジャック・アントノフ。ジャンルも国境も超えるプロデューサー陣の布陣は、もはやアルバムという枠を越えて“声明”に近い。テイラー・スウィフトを支えたポップ職人ケンドリックと組んだときに生まれる緊張感。それこそが『GNX』最大の美学だ。
4月11日、ついにCDとして日本上陸。全曲対訳付き、さらにラマーのこれまでの軌跡をまとめた84ページの冊子『The Trials of Kendrick Lamar』まで付属。これはただの“日本版”ではない。言葉の背景にある思想まで追いかけられる、“深読み仕様”の一枚だ。
ケンドリック・ラマーは、ビートに乗せて拳を振るう詩人だ。『GNX』は、音楽が“消費されるもの”ではなく“問いを投げるもの”だと再確認させてくれる。耳に残る。そして脳裏から離れない。これはただのアルバムではない。これは人生に一つ刻む“対話”だ。
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