粋なオトコは、チタンで魅せる──タイメックス S2 Tiが語る“余裕”

わざとらしい主張はいらない。ただ腕にのせた瞬間に伝わる「格」がある。タイメックスが放つ世界限定500本の「ジョルジオ・ガリ S2 Ti」は、洗練と静謐のバランスを極めた一本。素材はチタン、動力はスイス、デザインはイタリア──そのすべてが語らずとも雄弁だ。余裕のある男が纏うべきものは、きっとこんな時計。さりげなく、しかし確実に、日常のレベルを一段引き上げてくれる。

CREDIT：

文／TAYAMA.M（GENTS）

---

最初に語るべきは、「姿」が美しいという事実

この時計に惹かれる理由は、スペックでもブランドでもない。

まず第一に、その“立ち姿”にある。マットなチタンの光沢は、主張せずして確かな存在感を放ち、スケルトン加工のサイドケースから覗くカーボンファイバーが、奥行きのある構造美を生み出している。見た目はミニマル、それでいてどこか工芸品のような精緻さが宿る──まさに、引き算の美学が貫かれた一本だ。

角度を変えれば、チタンが淡く鈍く光を撫でるように反射する。その静かなきらめきに見る者の視線は自然と引き込まれていく。何気ない動作の中でふと袖口から覗くこの時計が、装い全体に“空気の質”を変える力を持っているのは間違いない。

---

機能というより、“感性”で選ぶスペックたち

ジョルジオ・ガリ S2 Tiに搭載されたのは、スイス製の「セリタSW200-1」。精度の高さは折り紙付きで、約41時間のパワーリザーブを持つ。だが、あえて言いたいのは数値ではない。この時計の魅力は、そういった「性能の良さ」さえデザインに溶け込んでいるところにある。

無反射コーティングを施したドーム型のサファイアガラスは、ガラスの存在を意識させず、まるで空間に文字盤が浮かんでいるかのような開放感を演出している。ベゼルを排したことで視界はより広く、時分秒の針やインナーリングのチタンの表情までもが豊かに映える。情報ではなく、感性で“良さ”を理解する男にこそ、このスペックは響く。

---

ブレスレットに仕込まれた、スマートの美学

ブレスレットは、軽やかな無垢チタン製。そして、特筆すべきは“工具いらず”でサイズ調整できるI-Sizeシステムだ。スマートさとは所作の無駄を削ぎ落とすこと。このブレスレットはまさにその体現であり、着ける瞬間すら洗練されている。

専用設計のバックルは薄く、シャツの袖口にも響かない。軽やかさの中にしっかりと芯があるその装着感は、長時間の着用でも快適で、日常使いにもスーツスタイルにもすんなり馴染む。気取らずとも仕上がる、“完成された抜け感”がここにある。

---

限定500本。そしてサインが語る、ストーリー

世界でたった500本──それだけでも特別感はあるが、日本に入荷した全モデルにはジョルジオ・ガリ本人の直筆サインが施されたスペシャルパッケージがつくという。

大量生産にはない温度。数字では測れない“気配”のようなものがこのモデルには確かに宿っている。あなたが選ぶことで完成する一本──それがこのジョルジオ・ガリ S2 Tiなのだ。

---

主張しない格好良さを、求めるなら

ジョルジオ・ガリ S2 Tiは、見せびらかすためではなく、“仕立てのいいスーツのように”自然と佇むタイムピース。静かに、だが確実に、あなたという人間の輪郭を引き締める一本になるはずだ。

TIMEXオンラインストア　https://www.timexwatch.jp/
オンタイム渋谷ロフト店内 TIMEX Shibuya Base https://www.ontime-move.watch/stores/